犬の咳がなかなか治らないとき、原因はひとつとは限りません。
気管や気管支などの呼吸器の問題で咳が出ることもあれば、心臓病の進行により咳が悪化することもあります。
特に小型犬の高齢期では、呼吸器と循環器の両方が関わっていることも珍しくありません。

当院では、「咳が出ているから呼吸器だけ」「心雑音があるから心臓だけ」と決めつけず、身体検査、胸部レントゲン検査、心エコー検査、血圧測定、必要に応じた血液検査などを組み合わせて状態を確認し、その子に合った治療方針を考えます。

  • 咳が何日も、何週間も続いている
  • 夜間や明け方に咳が増える
  • 興奮時や散歩時に咳き込みやすい
  • 心臓の薬を飲んでいるのに咳が改善しない
  • 咳に加えて呼吸が速い、疲れやすい

犬の咳では、慢性気管支炎、気管虚脱などの呼吸器疾患がみられることがあります。
一方で、心臓病による心拡大や血液の流れの変化が咳に関係することもあります。
実際の診療では、呼吸器の問題と循環器の問題が重なっていることも少なくありません。

  • 身体検査
  • 胸部レントゲン検査
  • 心エコー検査
  • 血圧測定
  • 必要に応じた血液検査
  • 現在飲んでいる薬の確認

咳が長引く場合は、症状だけで判断せず、背景にある病態をできるだけ整理することが重要です。

咳は生活の質を大きく下げる症状です。
長引く咳でお困りの際はご相談ください。