骨折の治療 その2
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動物病院あるあるだと思うのですが、そんなにしょっちゅうは来ない疾患は、たまにポツポツ来るというよりは一定期間にまとまって来て、またしばらくの間はないということが結構多いです。
ということで、開業1年目には全くなかった骨折症例の受診がまたありました。ありがたいことです。
やはり前肢の骨折ではありますが、前回のような最も良く遭遇する遠位1/3の橈尺骨骨折ではなく、肘関節内の尺骨骨折でした。
手術内容としては前回とほぼ同様というか、むしろ骨折端のズレがない分今回の方がやりやすそうに見えましたが(私は助手なので実際の難易度はなんとも言えませんが)、関節内骨折の場合はどうやって固定するかの術式選択が整形外科の先生の専門性やご経験によるところが大きいのだろうなと感じました。
一般的な小さな動物病院では、〇〇動物医療センターのようなところに紹介されることが多いような関節内骨折も、当院では専門性の高い獣医師をお招きすることで手術を実施しております。
この子は受診翌日に手術してもらうことができました。