熱中症対策

暑いですね。
私が子供の頃は、学校のプールで唇が紫色になって震えてしまう子が出たり、夏休みには「朝の涼しいうちに宿題をやっちゃいなさい!」と叱られたりした思い出があります。
しかし、この30年くらいで気候は大きく変わり、夏に涼しい時間なんてものは存在しないですし、熱中症警戒アラートが発令されると暑すぎてプールが中止になるらしいですよ。とんでもないですね。

このとんでもない暑さですからわんちゃんたちも大変です。夏の炎天下にお散歩は絶対やめましょう。熱中症も危険ですし肉球がやけどしてしまう恐れもあります。

熱中症には備えが必要です。こまめに水分を与えましょう。食欲が普通にあるのであれば、発汗量が少ない犬の場合に塩分を余計に摂らせる必要はありませんが、ただの水だとあまり飲んでくれない子にはPET SWEAT(ペットスウェット)など嗜好性の高い飲み物を与えましょう。
当院では万が一の熱中症症例の来院に備えて、サーキュレーターを購入しました。犬の熱中症では常温の水+扇風機+点滴で体温を下げる方法が推奨されています。
このサーキュレーターが治療目的では必要とならないことを祈っております。熱中症予防には水分補給が何よりも大切です。愛犬をご自宅の残してのおでかけの際には、複数個所に飲み水が十分量あるかどうか、しっかり確認するようにしましょう。