お盆でしたね2025

本投稿は完全にポエムです。獣医療情報は一切ありません。
稀にいらっしゃる、私のポエムが好きな方のみご覧ください。獣医療情報をお求めの方はこれより以下は読んでも意味がありません。

去年は夏休みをお盆ど真中から少しずらしましたが、今年は13-15日を休みにしました。

休み…当院をご利用いただく飼い主さまにとってはなるべく休診がない方が良いと思いますし、獣医師としても経営者としてもなるべく休診にしたくはないのですが、100%獣医師として生きるわけにはいかないわけでして、私も父であり夫であり、また子でもあり、ぽんちゃんの飼い主なわけであります。私の足りない体力と能力では全てが中途半端になりますが、一定の役割分担はありつつも全てを求められるのが現代であります。仕事だけしていれば許された時代とは違います。

つくづく痛感させられるのは、人生において最も重要なのは体力だなと。

勉強にしろ技術の研鑽にしろ、人に優しくあることにしろ、楽しく遊ぶにしろ、何よりも大切なのは体力で、多少テストで良い点数が取れるのかとか、そんなことは些細なことだと思わされます。もちろん能力と体力を兼ね備えている人が偉人なわけですが、どっちかしか選べないなら断然体力だなと。元気に動ける時間が長いというのが最強の能力だと思います。

さて、今回の写真は実家から歩いてもいける距離の堤防の夕暮れです。

海の色、波の音、潮の香り、これらから非日常ではなく懐かしさを感じてしまうのが育ちというものでしょうか。特に何でもない日に、どうということはない話を友人たちと海辺で制服のまま語らった若き日の思い出は、そこに海があったというだけで記憶に残り郷愁を誘います。

下の写真はうちの子供達です。海と子供。いいですよね。瑞々しいです。
しかし、過疎の町の現実は写真のように美しいだけではありません。
直近の1歳半と3歳児の合同健診の受診者は3名だそうですよ。
人口減少社会の地方の現実を覗き見ると、いろいろと考えてしまうこともありますが、今自分にできることは、地域の犬猫と飼い主さまのお役に立つことしかありません。
母なる海のように、とは行きませんが、以前の勤務先の社長から繰り返し言われた「鎮守の杜」に少しでも近づけるように研鑽を続けて参ります。

今後とも、はら動物病院のご利用をよろしくお願いいたします。