減量におすすめのフード

わんちゃんにおすすめの減量用フードは、本稿執筆時から情報更新しています。
新しい情報は以下からご確認ください。

こんにちは。原です。

わんちゃんも猫ちゃんも(人も)肥満対策は難しいですよね。私は自分自身が脂肪肝で肝酵素が上がりがちです。痩せると下がります。
犬も同様な子が多いです。一般に「脂肪肝」とよく言われますが、蓄積しているのが脂肪なのかグリコーゲン(炭水化物)なのかを区別するのは難しいので、低脂肪かつ低炭水化物な食事が望ましいです。
更に、食物繊維を多く摂ることで食後の高中性脂肪血症が穏やかになり、内臓への脂肪の蓄積低減が期待できます。

やせ気味ではなく肝臓値が高いわんちゃんや肥満のわんちゃんには、ここ数年ずっとロイヤルカナン社の満腹感サポートのシリーズのフードをおすすめしてきました。犬のドライフードで270kcal/100gというレベルのフードは他にありませんでした。実際に食事変更のみで痩せてくれたり、肝酵素が正常化する症例も多かったです。大変優れたフードだと思います。価格以外は...

どうして他社から同レベルに低カロリーなフードが出ないのかと思っていたのですが、出ていたのですね。ペットライン社のスリムサポートです。これはいつ発売されたのですかね。知りませんでした。
安価でも質が悪いならおすすめしませんが、このペットライン社のダイエティクスシリーズには、「ダイジェストエイド」「アレルゲンセレクトカット」などの優れたフードがありまして、消化器疾患や犬アレルギー性皮膚炎の症例に対して、私の診療でも以前から使用することが多いフードメーカーです。信頼できます。

価格以外での違いとしては、計算上では満腹感サポートの方がより低炭水化物だと思われます。スリムサポートの方がより低脂肪です。
高脂血症かつ肥満の場合はスリムサポートが、高脂血症があまりない肥満の場合は満腹感サポートが良さそうです。
コスト重視であれば、どんなタイプの肥満でもとりあえずスリムサポートを使ってみて、お困りの臨床症状や血液検査の数値の改善がなければ満腹感サポートに変えるということでも良いかもしれません。

猫ちゃんは、犬や人のように脂肪肝で肝酵素が慢性的に高くて、というのはあまり見ない印象ですが、肥満の猫ちゃんが何らかの原因で食事を摂れなくなると、急激に脂肪肝になって肝機能障害を起こす「肝リピドーシス」という病気があります。太りすぎは危険です。糖尿病のリスクも高くなります。

下の画像は当院のインターネットショップ「動物ナビ」のスクリーンショットです。
スリムサポートは非常にお買い得だと思います。
とりあえずサンプルを試したいという飼い主様は当院までいらしていただければ、小袋サンプルを差し上げます。
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当院の病院コードは、初診時にご案内しているLINE公式アカウントに登録していただくと、挨拶メッセージの中に記載がありますのでご確認ください。

お住まいが当院から遠くて受診できないという方は、オンライン相談のご利用をご検討ください。一度オンライン相談を受けていただければ、その後の継続購入は制限なく可能です。(転売規制のため、オンライン相談で確認した動物の飼育頭数、体重から考えて明らかに多い発注はキャンセル処理をいたします)
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