獣医療

循環器
肺高血圧 その心雑音は本当に僧帽弁閉鎖不全症ですか?

肺高血圧症からの肺浸潤 「小さい心雑音なのでまだ大丈夫」って言うのはもうやめます。 当院をかかりつけとしてご利用いただいていた症例ではないので、これまでの経過は不明ですが、よくある僧帽弁閉鎖不全症と同じような心雑音に聞こ […]

続きを読む
消化器
急性下痢の治療 抗生剤や下痢止めは標準治療ではありません

急性下痢の治療 最近はテキストでのブログよりも動画がいいんですかね?夏くらいに試しに動画を撮ってみたのですが、その後健康診断のわんにゃんドックの報告書作成に追われて、どこにも公開せずに寝かせているだけになってしまっている […]

続きを読む
神経科
はじめてのけいれん発作が高齢なら脳腫瘍や脳炎を疑う

けいれん発作と言えばてんかんが有名ですね。犬にもてんかんがあります。当院のような小規模の動物病院でも3頭以上の子達が特発性てんかんの継続治療中ですので、それほど珍しくはない病気です。しかし、意識を失って硬直した後に痙攣す […]

続きを読む
内分泌・代謝性疾患
犬の甲状腺機能低下症は誤診率50%以上?

犬の甲状腺機能低下症とは 犬の甲状腺機能低下症は、最も一般的には慢性甲状腺炎に伴う甲状腺萎縮により、甲状腺ホルモンの分泌が減る病気です。甲状腺ホルモンには様々な作用がありますが、代謝を活発に元気にする作用があるホルモンで […]

続きを読む
消化器
よくある病気をより良く治療したい 嘔吐・下痢

動物病院で頻繁に実施する治療 皮下補液とは 嘔吐や下痢、食欲不振などで脱水傾向だけれども、口から水を飲んでも吐いてしまう。そんな時に動物病院では皮下補液という治療をよく行います。輸液剤は基本的には血管に点滴するものですが […]

続きを読む
療法食・サプリメント
グレインフリードッグフードの危険性

最初に結論 私は獣医師として犬にグレインフリーフードを与えることには反対です。何故なら拡張型心筋症の発症に関与している可能性が示唆されているからです。 ここまでで、「そうなんだ。じゃあやめておこう。」と思われた素直な飼い […]

続きを読む
消化器
犬と猫の便秘 内科治療 2025

タイトルに2025とつけましたが、今年発表された最新情報というわけではありません。しかし、人ではエビデンスレベルが高く、便秘に汎用されている薬でも動物での使用実績がほとんどない薬があります。一部の先進的な先生が発表をされ […]

続きを読む
循環器
小型犬の心臓病 僧帽弁閉鎖不全症の最新内科治療2025

小型犬に非常に多い心臓病である僧帽弁閉鎖不全症という病気があります。いわゆる心臓弁膜症ですね。左心房と左心室を隔てる僧帽弁という弁がしっかり閉まらなくなる病気です。完全に閉じない隙間から血液が逆流する影響で徐々に心不全に […]

続きを読む
肝-胆道・膵外分泌疾患
肝臓値を正常化する

健康診断でひっかかりがちですよね。肝臓値。ALT(GPT)とかALPとか。正常値にこだわる必要がどこまであるかは不明です。おそらく軽度な高値は生命予後(寿命)には影響しない可能性の方が高いです。じゃあ問題ないのかと言われ […]

続きを読む
皮膚・耳科
犬・猫の皮膚トラブル/外耳炎が治らない本当の理由と対策

現在2025年6月です。暑いですね。愛犬の皮膚や耳の痒みや赤み、臭いでお困りではないですか?私なら治せます!...と言えたらいいのですが、治らないと思われます。スーパードクターに診てもらってもたぶん治らないです。何故なの […]

続きを読む