獣医療
犬アトピー性皮膚炎の標準治療+α
FINAL ANSWERサプリメント・スキンケアスプレー
犬アトピー性皮膚炎の標準治療は、まず薬剤として・細菌の増殖を抑える抗生剤や消毒薬・真菌を抑える抗真菌剤・炎症と痒みを抑制するステロイド剤、アトピカ・痒みを抑えるアポキル、サイトポイントなどがあります。そして皮膚の状態を正 […]
新しい変形性関節症の疼痛管理薬 ソレンシア リブレラ
ソレンシアとリブレラが入荷いたしました。 わんちゃんも猫ちゃんも(人も?)高齢になると関節が痛くなる子が多いです。高齢のわんちゃん猫ちゃんが、走ったりジャンプしたりしなくなるのは、「歳だから仕方がないね」ということではな […]
犬アトピー性皮膚炎 アポキルだけじゃない治療やスキンケア
もう数日で梅雨入りですかね。気温も湿度も上がってきまして、犬アトピー性皮膚炎が悪化しやすい季節ですね。犬のアトピー性皮膚炎治療は、オクラシチニブ(アポキル)の登場で劇的に変わりました。副作用が少なく飲んですぐに痒みがおさ […]
がん検診について考えさせられること ~当院では線虫がん検査は行いません~
こんにちは。原です。当院では線虫がん検査は行いません。将来的にもっと研究が進めばわかりませんが、現状のエビデンスレベルでは行いません。リキッドバイオプシー(血液でがん検査)の検診利用は、ご希望があれば実施を検討しますが、 […]
慢性病をはっきりさせるチャンス ~甲状腺機能低下症~
5月からフィラリア症予防薬を飲ませていただくようにおすすめしていますので、その前に今までの感染がないかどうか血液検査をしていますよね。どうせ採血するのであれば、ということでついでに健康診断の血液検査(血球計算や肝臓値・腎 […]
子犬の咳の治療オプション
咳といってもいろいろあります。例えば猫喘息ならフルタイド吸入などのステロイド投与が第一選択ですし、中齢以上の犬の気管虚脱なら咳止め内服やポリ硫酸ペントサンナトリウム注射などかなと思います。今日のお話は主に子犬のケンネルコ […]
こんな病気の診察をしています その3 脾臓腫瘍
確定診断していないので、正しい表現では脾臓腫瘤ですかね。脾臓なので腫瘤が大きくても結節性過形成という可能性もゼロではないかもしれないです。本例は、予防接種にいらした症例です。身体検査で腹部腫瘤が触知されエコーで脾臓に腫瘤 […]
こんな病気の診察をしています その2 膀胱がん
昨年(2022年)、東京大学から「犬の膀胱がんに対する新しい分子標的療法の確立」という研究発表がありました。ラパチニブ+ピロキシカムの生存期間中央値は435日で、これまで報告がある治療法よりも生存期間が延長され、かつ、副 […]
こんな病気の診察をしています その1 犬の心臓病
中齢以降に小型犬で心雑音が出てきたら、ほとんどが僧帽弁閉鎖不全症です。 左心房と左心室を隔てる弁の閉鎖が不完全になってしまい、血液が逆流してしまうことで左心房拡大、肺うっ血などを起こす病気です。最初の画像は、実は小型犬で […]