2023年5月
がん検診について考えさせられること ~当院では線虫がん検査は行いません~
こんにちは。原です。当院では線虫がん検査は行いません。将来的にもっと研究が進めばわかりませんが、現状のエビデンスレベルでは行いません。リキッドバイオプシー(血液でがん検査)の検診利用は、ご希望があれば実施を検討しますが、 […]
慢性病をはっきりさせるチャンス ~甲状腺機能低下症~
5月からフィラリア症予防薬を飲ませていただくようにおすすめしていますので、その前に今までの感染がないかどうか血液検査をしていますよね。どうせ採血するのであれば、ということでついでに健康診断の血液検査(血球計算や肝臓値・腎 […]
やんちゃ盛りのぽんちゃん
ぽんちゃんは激しいです。抱っこは全然できません。寝ているところをなでなでは良いみたいです。ゴロゴロ言います。 土曜日に連れて帰ったのですが、日→月は入院管理で動物病院に泊まり、昨晩(月曜夜)は疲労ですぐに寝てしまいまして […]
子犬の咳の治療オプション
咳といってもいろいろあります。例えば猫喘息ならフルタイド吸入などのステロイド投与が第一選択ですし、中齢以上の犬の気管虚脱なら咳止め内服やポリ硫酸ペントサンナトリウム注射などかなと思います。今日のお話は主に子犬のケンネルコ […]
こんな病気の診察をしています その3 脾臓腫瘍
確定診断していないので、正しい表現では脾臓腫瘤ですかね。脾臓なので腫瘤が大きくても結節性過形成という可能性もゼロではないかもしれないです。本例は、予防接種にいらした症例です。身体検査で腹部腫瘤が触知されエコーで脾臓に腫瘤 […]
こんな病気の診察をしています その2 膀胱がん
昨年(2022年)、東京大学から「犬の膀胱がんに対する新しい分子標的療法の確立」という研究発表がありました。ラパチニブ+ピロキシカムの生存期間中央値は435日で、これまで報告がある治療法よりも生存期間が延長され、かつ、副 […]
こんな病気の診察をしています その1 犬の心臓病
中齢以降に小型犬で心雑音が出てきたら、ほとんどが僧帽弁閉鎖不全症です。 左心房と左心室を隔てる弁の閉鎖が不完全になってしまい、血液が逆流してしまうことで左心房拡大、肺うっ血などを起こす病気です。最初の画像は、実は小型犬で […]
各種予防薬の価格改定について
当院をご利用していただいている飼い主様には大変申し訳ないのですがこの度、納入価の高騰から各種予防薬の値上げをさせて頂くこととなりました。 当院で取り扱いのある物の対象商品は以下になります。・ネクスガード(ノミ・マダニ予防 […]